元和9年(1623年)創業、飛騨地方最古の酒蔵。400年以上・15代続く老舗で、現在は15代目平瀬市兵衛氏が当主。『酒造り業ひと筋に生きる』の家訓を守り、特定名称酒のみを醸造。北アルプスの伏流水と地元産ひだほまれを使用し、厳冬期の寒造りで高品質な酒を追求。代表銘柄『久寿玉』は薬玉(くすだま)に由来し、開運・魔除けの意味を込めて命名。
平瀬酒造店は元和9年(1623年)に飛騨高山で創業した、飛騨地方最古の酒蔵として400年近い歴史を誇る。高山城址のふもとに位置し、江戸時代初期から15代にわたって酒造りの伝統を守り続けている。北アルプスからの清冽な伏流水と飛騨の厳しい冬の寒さが、同蔵の酒造りの基盤となってきた。代表銘柄「久寿玉」は、邪気を払い幸福をもたらすとされる薬玉(くすだま)に由来し、飛騨の人々に愛され続けている。現在は品質第一主義を掲げ、特定名称酒のみの醸造に特化。地元産酒造好適米「ひだほまれ」を主原料とし、伝統的な製法により濃醇辛口の味わいを追求している。冬期には酒蔵見学も実施し、飛騨最古の酒蔵として地域の酒文化を後世に伝える重要な役割を担っている。高山蔵元会のメンバーとして、飛騨高山の酒造り文化の発展にも貢献し続ける名門蔵である。
営業時間は平日8:15〜17:00、土日9:00〜17:00。試飲対応は10:00〜12:00、13:00〜16:00。JR高山駅から徒歩15分、高山の街歩きと合わせて訪問可能。駐車場なし(近隣有料駐車場利用)。飛騨高山・7蔵のん兵衛まつりに参加。
飛騨高山ブランド『メイド・バイ飛騨高山』認証を受けており、地域を代表する酒造として品質が認められている。特定名称酒のみを醸造する品質第一主義の酒造りで、地元産ひだほまれと北アルプスの伏流水を用いた伝統的な製法が評価されている。
岐阜県高山市上一之町82