1736年(元文元年)創業の創業約288年を誇る老舗酒造。代表銘柄「五十鈴(いすず)」を中心に、にごり酒製造の先駆者として知られる。昭和の頃からにごり酒製造に取り組み、現在も「さくら雪」「あわ雪」といった革新的な日本酒を製造している。日本酒と焼酎の両方を製造できる珍しい蔵元で、本格焼酎「晶(クリスタル)」や「本格焼酎 芋天狗」なども手がける。旧奥津町で創業し、平成2年に鏡野町へ移転。一時休蔵していたが、蔵を移転して再開した歴史を持つ。
1736年(元文元年)に旧奥津町で創業し、江戸時代から現在まで約288年の歴史を刻む老舗酒造。創業当時から代々続く家業として10代目まで受け継がれてきた。昭和の頃からにごり酒製造の先駆者として取り組み、当初は税務署との見解相違で苦労したが、先代の粘り強い交渉により清酒として認められた経緯がある。平成2年に現在の鏡野町に移転し、その後一時的な休蔵期間を経て、蔵を移転して製造を再開。日本酒だけでなく焼酎の製造も手がける数少ない蔵元として、伝統を守りながらも革新的な酒造りに挑戦し続けている。現在は後継者募集中であり、新たな時代に向けた転換期を迎えている。
岡山県苫田郡鏡野町寺元425-1