三千盛は安永5年(1775年)に岐阜県多治見市で創業した250年近い歴史を誇る酒蔵である。昭和30年代に現在の超辛口路線を確立し、「からくちの酒」の先駆者として日本酒業界に新たな価値観をもたらした。精米歩合50%以下、日本酒度+10以上という独自の基準を設け、癖がなくすっきりとした切れ味を追求。食事を引き立て、口中をリフレッシュする究極の食中酒として、料理の味を邪魔せず引き立てる辛口酒を造り続けている。代表銘柄「純米大吟醸からくち」「まる尾」「純米ドライ」など、全ての商品で一貫した超辛口を実現。ロンドン酒チャレンジでは2013年「小仕込純米」金賞をはじめ、2014年から2016年にかけて銀賞を連続受賞するなど国際的評価も高い。伝統的な製法を守りながら現代の味覚に合う辛口酒を追求し、「わざもの」と呼ばれる究極の辛口酒など革新的な挑戦も続ける。美濃地方の清らかな水と厳選した酒米を使い、辛口一筋で日本酒の新境地を開拓し続ける蔵元である。