安政2年(1855年)創業、北野天満宮の門前町として栄えた久留米市北野町に根を下ろした歴史ある酒蔵。「千年乃松」の銘柄は、筑後川の古名「千歳川」と永遠の緑を表す松を組み合わせ、長寿への願いを込めたもの。伝統的な槽搾り(ふなしぼり)による丁寧な酒造りと、スパークリング日本酒や花を使ったリキュールなど革新的な商品開発でも注目を集めた。2019年6月より営業を休止している。
安政2年(1855年)、北野天満宮の門前町として明治時代まで久留米中心部よりも栄えていた北野町に創業。この地は米の産地として知られ、良質な水にも恵まれ、最盛期には6軒の酒蔵が存在した。銘柄は筑後川の古名「千歳川」と永遠の緑を表す松を組み合わせ、長寿への願いを込めたもの。戦後に「千年乃松」と改名し、伝統的な製法を守りながらも新しい商品開発にも積極的に取り組んできたが、2019年6月より営業を休止している。