1874年(正式には1875年)、海上交通の要所・津屋崎に創業。明治時代には福岡県最大の清酒生産量を誇った。代表銘柄「豊盛」は地元で愛される地酒として継続。2024年、旧醸造場施設が国の重要文化財に指定され、明治期の酒造施設として貴重な建造物群を保有。
新宮町で「豊賀屋」を営む豊村喜右衛門の次男・喜三郎が、1874年(明治7年)に約1万平方メートルの土地に酒蔵を開設。明治期には生産量で福岡県最大の清酒製造業者に成長。2023年7月、文化財保護のため「津屋崎豊村喜三郎記念財団」を設立。
熶業時間4月10:00〜16:00(年末年始その他不定休)で運営しています。旧醸造場施設12棟が国の重要文化財に指定されており、明治期の酒造りの工程を知ることができる貴重な文化遺産です。高21mの煙突は津屋埨千軒の古い町並みを象徴するランドマークとして観光客にも人気です。代表銘柄「豊盛」の購入や試飲も可能です。
2024年に旧醸造場施設が国の重要文化財に指定されたことは、福津市で初めてのことであり、明治期の酒造り施設として極めて貴重な存在です。明治時代には福岡県最大の清酒生産量を誇った歷史を持ち、150年の長い歴史の中で代々受け継がれた伝統的な酒造りの精神を保ち続けています。特に厳選された米、純水、杉氏の技術、そして地域との絆を大切にした酒造りで評価されています。
福岡県福津市津屋圴4-14-18