安永元年(1770年)、備前屋清九郎が重税に苦しむ村人のために酒造りを開始。寛旼4年(1792年)に寛政蔵を建造(現存する熊本最古の酒蔵)。250年以上の歴史を持つ通潤酒造は、九州脊梁山脈と阿蘇南外輪山に囲まれた山都町の豊かな地下水と地元産米を活かした酒造りを継承。「この地の人・米・水で造る酒」をモットーに、村人のための酒造り精神を今に伝える。2016年の熊本地震で被災し、酒造り中断の危機を乗り越え、2019年に寛政蔵をリニューアルし観光酒蔵として再生。伝統と革新を融合した現代的な酒蔵として新たな歩みを始めている。
寛政蔵で蔵見学実施、毎日11:00・14:00の2回、要予約(オンライン予約:https://airrsv.net/tuzyunsakagura/calendar または電話・メール)。1770年創業の歴史的蔵元でカフェ・イベントスペースも併設。伝統的な酒造りと最新の設備を組み合わせた製造工程を体験できる。
〒861-3518 熊本県上益城郡山都町浜町54