世界遺産・石見銀山の麓に蔵を構える一宮酒造は、伝統と革新が融合した注目の酒蔵です。特筆すべきは、島根県内で唯一、幻の酒米「改良八反流」を復活させ、栽培から醸造まで一貫して手掛けていること。この米が持つ独特の旨味とキレを最大限に引き出しています。さらに、5代目蔵元杜氏である浅野理可氏の女性ならではの感性が、繊細で綺麗な酒質を生み出しています。代表銘柄「石見銀山」は、その名の通り、歴史と風土を感じさせる深い味わい。また、スパークリング日本酒「雪香」は国際的な評価も高く、新しい日本酒ファン層を広げています。
1896年(明治29年)に創業し、120年以上の歴史を誇る老舗酒蔵。石見銀山が栄えた大田市大森町で、その歴史と共に歩んできました。大きな転機は1996年、地元農家と協力し、栽培が途絶えていた幻の酒米「改良八反流」の復活に着手し、成功させたことです。2003年には、世界遺産登録を見据え、代表銘柄となる「石見銀山」を発売。そして2017年、5代目として浅野理可氏が蔵元杜氏に就任。伝統の技を受け継ぎながらも、女性ならではの視点で新たな酒造りに挑戦し、蔵に新しい風を吹き込んでいます。
一宮酒造では、事前予約による酒蔵見学を受け付けています。営業日は平日が中心で、定休日は日・祝日、土曜日は不定休です。世界遺産・石見銀山の麓に位置し、歴史ある大森町の観光と併せて訪れることができます。蒸米から仕込みまでの伝統的な酒造り工程を見学でき、幻の酒米「改良八反流」の特徴や女性杜氏による酒造りのこだわりについて学ぶことができます。見学後には代表銘柄「石見銀山」や受賞歴を持つスパークリング日本酒「雪香」の試飲もお楽しみいただけます。詳細や予約については、事前にお電話でお問い合わせください。
2013年国際味覚審査機構優秀味覚賞をスパークリング日本酒「雪香」で受賞し、おおだブランド認証商品にも選定されています。1896年初業で120余年の伝統を持ち、代表銘柄「石見銀山」で知られています。2017年より杜氏に就任した浅野理可是島根県内では珍しい女性杜氏として注目されています。
〒694-0064 島根県大田市大田町大田ハ271-2