1625年創業、金沢で最も長い歴史を持つ400年続く老舗酒蔵。2001年より全量純米蔵として純米酒のみを醸造し、水・米・麹だけで造る本格的な日本酒にこだわる。霊峰白山の100年かけて濾過された「百年水」と、契約栽培の酒造好適米を使用。伝統技術を継承しながら、米発酵技術を進化させ、醗酵食品や化粧品も開発。「伝統は革新の連続」という理念のもと、常に新しい挑戦を続ける革新的な蔵元。
寛永2年(1625年)、加賀藩前田家の治世下で創業し、金沢最古の酒蔵として400年の歴史を刻む。創業当初から最長寿銘柄「福正宗」を醸造し、石川県で最も愛される酒となった。1959年、12代目福光博氏が長期熟成酒の研究を開始し、1969年に「3年熟成福正宗古酒」を発売。2001年、日本酒業界に先駆けて全量純米蔵へ転換を決断。アルコール添加を一切行わず、水・米・麹のみで醸す純米酒造りに特化。13代目福光松太郎氏は「伝統は革新の連続」を理念に掲げ、米発酵技術を応用した醗酵食品や化粧品開発にも着手。女性や若年層への市場拡大、海外展開も積極的に推進し、日本酒文化の新たな価値創造に挑戦し続けている。