霊峰白山の自然と水に抱かれて、愛されつづける加賀地酒『常きげん』の蔵元。山廃仕込を得意とし、様々な常きげんブランドの日本酒を製造販売しております。田園風景に溶け込む『田園酒蔵』として、伝統的製法を守り続けています。
文政2年(1819年)、霊峰白山を望む加賀の地で創業し、206年の歴史を誇る老舗酒蔵。銘柄名『常きげん』は4代目当主が豊作祝いで詠んだ『八重菊や酒もほどよし常きげん』の句から命名された。1998年、65歳で菊姫を退職した『現代の名工』農口尚彦氏を蔵元鹿野頼信氏が熱心に招聘し、山廃仕込みの技術を導入。農口杜氏時代(1998-2012年)には品質が飛躍的に向上し、国際的評価も獲得した。農口杜氏引退後も『農口流』を継承する若手蔵人が技術を守り、1999年から木屋正登氏が杜氏を務める。白山の伏流水『白水の井戸』と自社栽培の山田錦を使用し、人・米・水の三位一体による酒造りで伝統を現代に繋いでいる。現在も山廃仕込みを中心とした個性的な酒造りで全国の日本酒ファンから愛され続けている。
営業時間8:00-17:00(日曜・祝日・年末年始休み)で酒蔵見学可能。事前にお問い合わせください(TEL: 0761-74-1551)。霊峰白山の自然に囲まれた田園地帯に位置し、蔵の歴史と山廃仕込みの伝統技法を間近で体感できる。白山の伏流水『白水の井戸』や自社栽培の山田錦など、こだわりの原料についても詳しく説明。『現代の名工』農口尚彦氏が築いた山廃仕込みの技術継承も見どころの一つ。
農口尚彦杜氏時代に品質が飛躍的に向上し、国際的な評価を獲得。代表銘柄『常きげん 純米大吟醸 Kiss of Fire』は2016年にパーカーポイント93点を獲得し、2012年・2013年のノーベル賞ナイトキャップパーティーで提供。ルイ・ヴィトングループからは『神技が生み出した究極の酒』と評価された。2024年全国燗酒コンテスト金賞、Kura Master 2024で『常きげん 山廃純米』が金賞、2021年には『常きげん 山廃純米』『純米大吟醸 百万石乃白』がKura Master金賞を受賞。山廃仕込みを中心とした伝統技法による個性的な酒造りで、国内外から高い評価を得続けている老舗蔵。
〒922-0336 石川県加賀市八日市町イ6番地