茨城県結城市に位置する酒蔵。酒造好適米にこだわり、山田錦、五百万石、雄町、ひたち錦、吟の里を使用。鬼怒川水系の伏流水を使用し、三季醸造(9月〜翌4月)を採用。炭素処理を行わない自然な日本酒づくりを行っている。
慶応3年(1867年)、越後から結城の地に渡った初代保坂勇吉が創業した武勇は、鎌倉時代より続く城下町・結城で150年以上の歴史を紡いできた。創業時から越後杜氏の伝統技術を継承し、1996年からは地元職人による醸造体制に移行。鬼怒川水系の伏流水を地下150mから汲み上げ、約30年の歳月をかけて自然濾過された雪解け水を仕込水とする。三季醸造(9月〜翌4月)により少量ずつ丁寧に醸し、炭素濾過を行わない自然な酒造りを貫く。兵庫県特A地区山田錦、富山県産五百万石、岡山・広島県産雄町など厳選した酒米と、茨城県産ひたち錦・吟の里を使い分け、茨城では珍しいキリッとした辛口の酒を醸す。SAKE COMPETITION 2025受賞、令和6年度全国新酒鑑評会入賞など全国レベルの評価を得ながら、結城紬とともに地域の伝統文化を世界に発信。「武勇サイクル」シリーズでは茨城県産原料100%にこだわり、地産地消の酒造りも実践している。